転職活動

大企業への転職はコロナ影響下の今がチャンス【人事担当が解説】

2020年5月15日

 

悩んでいる人
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会社の業績が大幅に下がってきた。。 感染拡大が終息する見通しは立たないし、将来がすごく不安。 この機会に、より安心して働ける大企業への転職を考えたいが、コロナ影響下の転職活動がうまく行くか、心配です。。

 

こんな悩みを解決いたします。
Hiro

 

 この記事の信頼性

 

  • この記事を書いている私は、大企業子会社の人事部採用担当歴5年ほどです。
  • 実際に中途採用活動において、選考の最前線で仕事をしていますので、大企業系の会社における採用の全体像と注意点を熟知しています。

 

本日の結論を端的に言いますと、大手大企業系の会社へ転職を希望するのであれば、今こそ、積極的に転職活動を行うべきです。

 

新型コロナウイルスの影響下でも、中途採用の募集を続けている大手大企業、その系列子会社はいくらでもあります。

 

実際、私が所属している会社も、中途採用活動を止めている大手企業が少なくない中、今がチャンスとばかりに、採用活動が活発化しています。

 

特に、大手系でも、子会社と言われる会社は、景気がよい時は、良い人材がなかなか採用できません。

好景気の時には、良い人材は、大手大企業本体に持っていかれてしまうからです。

 

さて、大企業に転職するには、大企業でのキャリア採用(中途採用)の選考基準、選考プロセスを知る必要があります。

 

大手と言われる大企業の選考は、ある意味、独特かつ古風、旧態依然とした価値観、考え方が残っているところが多いので、十分な準備をしないと失敗する可能性が極めて高くなります。

 

この記事では、大企業系列の会社で、実際にキャリア採用の選考に携わっている私が、大企業における採用の全体像と注意点を解説いたします。

 

それでは前置きはこのくらいにして、解説をはじめていきます。  

 

 本記事の内容

 

  • 大企業への転職はコロナ影響下の今がチャンス
  • 大手、大企業子会社への転職のすすめ
  • 大企業、系列子会社の中途採用選考の概要

 

 

大企業への転職はコロナ影響下の今がチャンス

コロナ大不況時だからこそ大企業 子会社への転職のススメ

 

大手・大企業への転職の難易度  

 

あなたは、大手、大企業というと、どのような会社を思い浮かべますか?

 

トヨタ自動車、パナソニック、京セラ、東レなどなど、誰もが知る会社名がたくさん出てくることでしょう。

 

出鼻をくじくようですが、このような超のつく大企業へ中途入社するのは、ものすごく難しい、というのは誰もが認めるところでしょう。

 

このような会社に転職で入社するには、ざっくり以下の条件を満たす必要があります。

 

  1. 業界で世界トップクラスの技術、スキルを持っている
  2. 転職しようとしている会社が持ってない技術、スキルを持っている
  3. 旧七帝、早慶クラスの高学歴を有する
  4. バランスの良いヒューマンスキルを有する

このような条件は、うすうす予想はついていたと思いますが、これが現実です。

 

このような条件をある程度満たす方は、大企業の本体への転職にどんどん挑戦すべきです。

 

しかし残念ながら、このような条件を満たさない人はどうすればよいのでしょうか?  

 

大手、大企業の子会社への転職のすすめ

 

大企業本体よりも転職の難易度がぐっと下がり、安心して働けるのが、大手大企業の子会社です。

 

大企業の子会社は親会社との関係、位置づけによっても異なりますが、企業の安定度という観点では、親会社と同等クラスという企業が多いようです。

 

大企業子会社のメリット

 

これは親会社が安定した業績をあげていることが前提となりますが、メリットは何と言っても、「安定性」です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、外出自粛、緊急事態宣言の発令などにより、人の動きが大幅に抑制され、経済もかつてない規模で縮小し始めています。

 

そのような状況でも、企業の経営者は従業員に給料を払い続けなければなりません。

 

これはサラリーマンの我々からすると、想像もできないほどの大事です。

 

このような状況で、ものを言うのが、企業の「体力」です。

 

つまり、企業がどれくらいの内部留保(お金)を持っているかで決まってきます。

 

この点が、大企業の子会社ですと、親会社の強大な体力により守られてくるわけです。  

 

大企業子会社のデメリット

 

子会社は子会社であるがゆえ、当然、経営の方向性、方針は親会社の意向に従うこととなります。

 

また、会社の上層部は親会社からの天下りが多いのも事実です。

 

将来、役員になり、バリバリとその手腕を存分に発揮する、という夢はある意味あきらめなければならないという現実も受け入れなければなりません。

 

しかし、コロナ大恐慌がまさに始まっている中、今後数カ月で、まずは中小零細企業を中心とした大倒産時代が到来するのは、まちがいありません。

 

そのような中、子会社の当面の安定性というメリットは、デメリットを補って余りあるものとなるのではないでしょうか。  

 

大企業および系列子会社の中途採用選考

大企業子会社の中途採用選考

悩んでいる人
大企業子会社の中途採用選考とは、どのような感じなのでしょうか。

 

 

選考プロセスそのものは多くの会社の場合、特殊なものはありません。大切なのは上記1つ1つのプロセスの中身であり、大企業文化特有の人事部、面接官の考え方、価値観を知ることです。
Hiro
  代表的な選考プロセスは、以下のとおりとなります。  

 

0.応募

1.書類選考

2.適性検査

3.面接(1回~3回)

4.内定

5.入社

 

大企業文化特有の人事部、面接官の考え方、価値観を知ることとは、別の言い方をすれば、選考する相手がどんなことを考えているのか、どのような視点で選考を行っているのかを知り、相手の目を引く、相手を喜ばす仕掛けを応募者側からしていくことです。

 

それでは1つ1つのプロセスの概略を説明いたします。 それぞれのプロセスの詳細につきましては、別の記事で解説していきます。  

 

 0.応募

転職を実現するには、まず、興味のある会社、行きたい会社を見つけ、応募することがスタートとなります。

 

このフェーズで、あなたが最初にまずやることは1つです。   まずは転職エージェント(人材紹介エージェント)に登録をしましょう。

 

大手大企業と、その系列会社、子会社は、企業のホームページに中途採用の募集が掲載されていないことが多いです。

 

この理由は別の記事で説明いたしますが、自分に合った会社、自分のスキルが活かせそうな会社を見つけるには、転職エージェントに登録をするのが早道です。

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1.書類選考

 

説明無用かと思いますが、一般的に書類選考を受けるには、履歴書と職務経歴書を提出します。

 

ここでポイントとなるのは、職務経歴書の記載内容です。

 

私が多くの方の職務経歴書を見ていて、いつも思うのが、職務経歴書の内容が薄いなー、ということです。

 

「薄い」とはどういうことでしょうか?

 

職務経歴の概要が読みやすく、A4、1枚か2枚にすっきりまとめられているのは、それはそれで良いことです。

 

しかし、人事担当者や、配属予定部署の上司になる人が書類選考を行うにあたっては、すっきりまとめられた職務経歴書は、情報量が足りないケースがほとんどです。

 

この人(応募者)はどれくらの経験を積んできたのだろうか?

 

この人の技術レベルはどれくらいなのだろうか?

 

職務経歴書はこんな疑問に答えてくれる内容が記載されていないと、書類選考は通りません。

 

大企業、もしくは大企業系列企業、子会社の場合、「職務経歴書だけではよくわからないので、面接に呼んでいろいろ聞いてみよう」、というふうには、なかなかなりません。

 

これは同業のいろいろな人と話してわかったことですが、大企業系列の場合、「よくわからない=書類選考不合格」とするケースが圧倒的に多いです。

この理由については、別の記事で詳しく述べますが、まとめると、

 

職務経歴書は、自分が経験してきたことを、詳しく書く

すっきり簡潔にまとめるよりは、詳しく書いた方がよい

 

ということになります。

 

職務経歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

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2.適性検査

中小企業のキャリア採用の選考は、面接のみというところも多いのではないでしょうか。

 

これに対し、大企業およびその子会社は、Webで受験する適性検査を課しているところがほとんどです。

 

適性検査は、主に基礎学力を測るSPI検査と、パフォーミア、クレペリン検査、TALなどの性格検査を組み合わせて課す会社が多いです。

 

このうち、SPI試験は主に、国語と算数の基礎学力を測る試験です。

 

SPI試験の出来、不出来は、悲しいかな出身大学の偏差値と強い相関があります。

 

大企業への転職の難易度を高めている原因の1つが、このSPI試験です。

 

大企業になるほど、SPI試験の合格基準も高くなってきます。

 

ただ、SPI試験は対策本なども数多く出ており、対策を行うことが可能です。

 

これに対し、パフォーミア、TALといった性格検査については、事前に対策することができません。

 

これらの検査は、不祥事を起こす人物ではないか、メンタル面で弱いところはないか、協調性はあるか、という点を主に評価します。  

 

3.面接

 

大企業系の会社ですと面接は2回実施されるケースがまだまだ多いのが実情です。

中には3回もの面接を設定している会社もありまずが、超が付く大手大企業ならいざ知らず、子会社程度の会社で面接を3回設定するような会社は、正直オススメいたしません。

 

理由は、こういった部分でその会社の意思決定の遅さと、責任の所在の不明確さが滲み出ているからです。

 

さて、大企業およびその系列会社、子会社における面接とは、どのようなことが重要となってくるのでしょうか。

 

面接で評価される点を端的にまとめますと、以下のとおりとなります。  

 

論理的思考力

技術力などの専門スキル

人物面(印象、身だしなみ、目つき、言動、性格、リーダーシップなど)

 

この項目は、どこの会社も同じですが、大手系の面接の場合、面接時にはすでに適性検査のデータも面接官の手元にあるわけですので、その結果において気になる点について、集中的に質問される場合もあります。

 

これらの各項目については、別の記事で詳細に解説をしますが、おそらく多くの人は、「論理的思考力って何?」と疑問を持つことでしょう。

 

ここでいう「論理的思考力」とは、厳密な定義とは異なりますが、端的にいうと、

 

わかりやすい、簡潔な回答ができるか

複数の質問に対する回答内容に矛盾がないか

 

ということに絞られます。

 

これらのことについては、本当に奥が深いので、別記事でたっぷり解説していきますので、楽しみにしていてください。  

 

4.内定・入社

面接に合格すれば、内定という運びになります。

 

内定がでると、1週間前後で、内定を承諾するか、「承諾書」という形で企業側に書面で提出するケースがほとんどです。

 

入社日については、大手系の企業は、現職を円満に退職することを重視しますので、内定後、2ヶ月から3ヶ月後に入社というケースが多いです。

 

逆に、応募者が現在すでに離職中で、明日からでも入社可能です!と希望しても、会社側の受け入れ手続きがネックとなるため、早くても2週間後、1ヶ月後の入社となるケースが多いのも事実です。

 

このあたりは、大企業ならではの融通の効かなさの象徴的な部分です。

 

いかがでしたでしょうか。

 

この記事では大手大企業およびその系列会社、子会社への転職のプロセスについて、実際に大企業の子会社で、採用を担当している私が駆け足で説明してきましたが、まとめますと以下のとおりとなります。  

 

コロナ大不況が始まる中、安心して働ける大企業子会社への転職がおすすめ

大企業本体への中途入社は難易度がとてつもなく高い

大企業系の会社の転職プロセスは、他と大きくは変わらないが、応募者は大企業向けの対応・準備が必要

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本日は以上です!

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