

本記事の内容
- 中小企業から大企業への転職を成功させる方法
- 中小企業から大企業へ転職するために今すぐやるべきこと
この記事を読んでいただくと、中小企業から大企業への転職を成功させるためのポイントが理解できます。
また、大企業への転職を成功させるために、今すぐやるべきことについても知ることができます。
本記事の信頼性
- この記事を書いている私は、大企業子会社での採用担当歴5年ほど
- 企業の採用担当として、中途採用の書類選考、面接を実施している
- 応募者の中には、現職が中小企業に在籍している人も多い
- 自分自身も中小企業から大企業の系列子会社への転職を果たしている
それでは前置きはこれくらいにして、解説を進めていきます。
中小企業から大企業への転職を成功させる方法
あなたは「大企業」というと、どのような会社を想像するでしょうか?
東証一部に上場している日本の誰もが知っている会社がいくつも頭に浮かんだでしょうか。
冒頭、話の腰を折るかもしれませんが、東証一部上場の大企業の本体、例えば、パナソニック株式会社などの超有名企業への転職は、現職が中小企業であると、極めて難しくなります。
これは当然のことであり、新卒の就活においても、こういった超有名企業への転職は、非常に狭き門です。
中途採用の面接についても、企業が求めるスキルに加え、高学歴、高い基礎学力、コミュニケーションスキルに代表される人間力など、総合力が問われることになります。
もちろん、思い切って大企業本体への転職を挑戦するのは良いことですが、大企業のグループ企業、系列の子会社への転職を目指すのが現実的になります。
大企業のグループ会社へ子会社は、本体の親会社なみの福利厚生や、さすがに親会社よりは給与水準は低くなりますが、多くの中小企業よりも高い水準の給与と、なによりも「安定」を勝ち取ることができます。
ということで、以下の内容は、大企業本体というより、グループ会社、系列子会社への転職に重きを置いた記載となります。
大企業が欲しがるスキルの例
さて、大企業系の会社で募集している内容をよく見ると、技術系では以下の共通点があるように思えます。
今、伸びている分野を狙う
IT系および自動運転に関わる技術においては、中途採用が非常に活発です。
これらの分野では、各社、業界をまたいで、技術者の取り合いになっており、これまでの常識ではありえない、仁義なき戦いが繰り広げられています。
職種によっては、求める技術レベルの人材が全然集まらず、プログラミングや制御技術を学生の時にかじった程度、あるいはこういった技術を独学で勉強している途中のような人でも、年齢が若ければ選考の対象とする企業も多くあります。
私の場合もだいぶ前になりますが、この「今、伸びている分野」に便乗し、大企業系列の会社へ転職を果たしました。
年齢もそう若くはなかったので、本当に幸運だったと言えるかもしれません。
これから大企業系の会社への転職を考える人は、何かしら、「今、伸びている分野」に便乗することを検討しましょう。
熟練した実務力
大企業系の会社の秘かな悩みとして、その会社のコア技術を支える「実務」ができる人材が不足している、というものがあります。
例えば、ITシステムを開発している会社にも関わらず、担当しているのは、要求仕様を出すだけで、コーディングなどはすべて外注というパターンです。
これは一見、当たり前のように感じる方もいるかと思いますが、昨今は、外注に出した仕事の妥当なコスト、価値判断ができなくなっている組織もあります。
つまり、外注から提出される見積に対し、中身の妥当性が判断できない、あるいは、納品された成果物の妥当性が判断できない、ということが出始めている会社が多々あります。
このような「実務の空洞化」にストップをかけようと、大企業系の会社は、熟練した実務力を持つ技術者の採用を促進しているところも少なくありません。
中小企業から大企業へ転職するために今すぐやるべきこと
ここまで、大企業へ転職するためには、今、伸びている分野を狙うことと、大企業は熟練した実務力を持つ人を求めているということを解説しました。
ところで、こういった、今、伸びている分野ですとか、熟練した実務力とは具体的にどのようなスキルとは、どのように探すのか、疑問がわいてくると思います。
そのような疑問を解決するために、やっていただくことは1つです。
転職エージェントに登録する
今、どのような分野の人材の需要が高いのか、大企業が求める実務力とは、どのようなスキルなのか。
これらについて、的確な情報を得るため、まずは、転職エージェントへ登録しましょう。
転職エージェントへ登録すると、あなたを担当する、キャリアアドバイザーがつきます。
登録後はキャリアアドバイザーと面談し、あなたの希望、イメージを伝えた上で、今のあなたが条件を満たしそうな会社をいくつか紹介してもらいます。
特に、今、伸びている分野や、大企業系の会社が、実務ができる人材を欲しているなどの情報は、ネット上に掲載されている求人票だけでは詳細は全くわからなため、キャリアアドバイザーとの面談を通じ、情報を入手することが必須となります。
応募する企業が決まったら、履歴書、職務経歴書の作成、面接での質問対策など、キャリアアドバイザーは転職に関わるすべてのことについて、あなたをサポートしてくれます。
特に大企業系の会社の場合、面接では厳しい質問が来ることも多いため、綿密な対策が必要です。
また、大手大企業系の会社へ転職する場合、登録する転職エージェントも、大手の有名エージェントへ登録するようにしてください。
理由は、大企業系の企業が取引している転職エージェントは、ほぼ、大手のエージェントに絞られるからです。
おすすめの転職エージェント
- 転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1:業界最大手。求人案件が豊富。ここを外す手はありません。
- dodaパーソルキャリア|技術系の転職に強い:リクルートに肉薄する業界No.2。
- マイナビエージェント|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。新卒就活の時に利用した人も多いと思います。
- パソナキャリア | 顧客満足度2年連続総合1位:特に女性におすすめです。キャリアアドバイザーも女性が多いエージェントです。
まとめ:中小企業から大企業への転職を成功させる
本日は、中小企業から大企業へ転職を成功させるための方法について、解説いたしました。
以下、本日のまとめになります。
- 中小企業から大手有名企業本体への転職は極めて難しいため、グループ会社や系列子会社への転職を狙うのが現実的
- 転職ターゲットとなる職種は、「今、伸びている分野」を狙う
- 大企業系の会社は、実務がバリバリできる人材を欲しがっている
- 大企業への転職を成功させるためには、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーから、詳細かつ具体的な情報を入手するのが一番の早道。
本日は以上です!