転職活動

人事担当者解説する職務経歴書の書き方 その1

2020年4月29日

 

悩んでいる人
職務経歴書って、どこまで細かく書けばよいのかが、わからない、、
ネットで調べるとサンプルも手に入るけど、これをそのままアレンジして書けばよいのか、何が正しいのか教えてほしい。

 

こんなお悩みを解決します。
Hiro

 

 本記事の信頼性

 

  • この記事を書いている私は、大企業子会社の人事部採用担当歴5年ほど。
  • 日々、中途採用応募者の職務経歴書に目を通し、書類選考を行っています。
  • 元・技術者の経歴を持ち、技術者としての現場歴は10年以上ですので、技術者(エンジニア)の職務経歴の価値判断を得意としております。

 

職務経歴書の作り込みは、転職活動の中で最重要といっても過言ではありません。

 

しかし、人事担当の私から見ると、多くの応募者の方の職務経歴書は、内容が薄いことがほとんどです。

 

職務経歴書は、ネットで入手できる記載例よりも、多くの情報を盛り込んでください。

 

これが本日のざっくりとした結論です。

 

今回は人事担当者の目に留まる、書類選考に通りやすい職務経歴書の書き方について解説していきますが、その前段階として、書類選考に通る職務経歴書を作成するために必要な知識に重きを置いて、解説してきます。

 

人事担当者解説する職務経歴書の書き方

人事担当者解説する職務経歴書の書き方

 

人事担当者の目に留まり、書類選考を通過させるための職務経歴書を作成するには、少なくとも以下の情報を網羅しておかなければなりません。

 

職務経歴書を作成する前に網羅したい情報

あなたは転職に何を求めているのか

応募する企業が求める具体的な人材像を把握する

人事担当者は職務経歴書に何を求めているのか

大企業・子会社における書類選考の実態

 

これらは前置きのようにも感じると思いますが、重要な部分なので、1つ1つ解説していきます。

 

あなたは転職に何を求めているのか

 

説明するまでもありませんが、転職をしようと思うからには、必ず何らかの動機が存在します。

 

かつて私は、転職するにあたり、2つの強い動機がありました。

  1. 自分の技術力高めるため、より技術レベルが高い会社に転職したい
  2. 給料をアップさせたい

これら2つの動機は、ともに甲乙つけがたい重要なものでした。

このほかにも、例えば、

ソフトウェア開発のより上流を経験したい

労働条件が劣悪なブラック企業から一刻も早く脱出したい

会社の業績が著しく悪化しているので、より安定した会社で働きたい

 

などなど、面接でそのまま志望動機として説明できるものから、面接ではちょっと言えない動機まで、多義にわたるのではないかと思います。

 

特に、この原稿を書いている4月下旬は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により日本全国に緊急事態宣言が出ており、規模の小さな会社は倒産するところが続出しています。

 

よって、安定した環境で働きたい、という転職動機も増えていると思います。

 

職務経歴書を作成するにあたり、自分の仕事内容、技術レベルをステップアップさせていきたいと考えているのであれば、それを実現可能とする職務経歴書を作成する必要があります。

 

応募する企業が求める人材像を把握する

 

そもそも書類選考に通る職務経歴書を作成するには、この部分をおさえないと、話になりません。

 

これから受けようとしている企業は、どのような人を求めているのか。

 

これは募集企業の求人票を見ても、わかりづらいことが多いです。

 

特に、大企業系、その子会社になるほど、この傾向が強いです。

 

例えば最近、こんなことがありました。

 

我々が採用したいのは、バリバリのIT系の実務担当者なのですが、紹介された方の職務経歴書は、20代半ばの若手ににも関わらず、プロジェクトマネージメントのことばかり。

少しかじったプロジェクトマネジメント的な実績がアピールになると考えておられたのか、あるいは本当に実務経験もそこそこで、外注の管理ばかりをやらされているのかは知る由もなかったので、この方は書類選考で不合格とさせていただきました。

 

もし、あなたがこれから選考を受けようとしている会社の求める具体的な人材像がわからない場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに必ず質問しましょう。

 

キャリアアドバイザーがこの質問に即答できない場合は、営業担当を通じて、募集企業の人事担当に確認してくれるはずです。

 

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選考を受けようとしている会社が求める人材像がわかり、その人材像があなたの目指すものと同じ、もしくは近い場合、職務経歴書には、私はその人材像なりえるだけの経験を積んできましたよ!という内容が記載されるはずです。

 

先ほどの例でいえば、求める人材像が、20代のバリバリの実務担当者であれば、泥臭い実務作業を多く積んできた、という内容になれば、人事担当者に刺さる職務経歴書となるわけです。

 

人事担当者は職務経歴書に何を求めるのか

 

転職における最初の関門は、募集企業の人事部 採用担当者となります。

 

さて、彼ら採用担当は職務経歴書というものに何を求めているのでしょうか。

 

別の言葉で言いますと、人事担当者は、職務経歴書のどういった部分をチェックしているのでしょうか、ということになります。

 

多くの人事担当者が職務経歴書を見る際、チェックすることは以下のとおりです。

 

企業の採用担当は職務経歴書のこの部分をチェックする

この方はどれくらいの経験量を持っているのだろうか

この方はどれほどのスキルを持っているのだろうか

この方はどのような苦労を乗り越えてきたのだろうか

これほどの経歴を積んできて、そもそもこの方はなぜ、転職をしようとしているのか

文章、文書作成力に問題はないか

多くの情報をわかりやすく、まとめる力はあるか

 

1つずつ補足をしてきますね。

 

どれくらいの経験量を持っているのだろうか

 

職務経歴書のみで、あなたのスキルをすべて把握するのは困難です。

 

よってまず人事担当者は、業務の「経験量」をチェックします。

 

質はさておき、どれくらの年数、プロジェクト数を、どんな立場で経験してきたか、ということです。

 

どれほどのスキルを持っているのだろうか

 

これは人事担当者、つまり技術など細かい専門的なことはわからない人が、漠然とでもあなたが持っているスキルレベルをイメージできるような記述が必要です。

 

人事担当者といえど、自社で募集している職種の技術的、専門的な要件は多少なりとも把握しているはずですが、いずれにしてもその道の専門家ではないので、記載内容の一部分でも配慮いただけるとよいと思います。

 

悩んでいる人
自分の専門のことを全くわからない人に自分のスキルを伝えるのって、すごく難しいですね。

 

会社によっては人事担当者が技術のことは全くわからない、というケースも多く、そのような場合は配属を想定する部門に書類選考を丸投げすることも多々ありますので、ご自身のスキルを平易な言葉で記述する、ということについては、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
Hiro

 

どのような苦労を乗り越えてきたのだろうか

 

現状、多くの職務経歴書を見ていますが、この項目を記載している人は皆無です。

 

面接での定番の質問、「あなたがこれまでに一番苦労したことを教えてください」を先取りする形で職務経歴書に記載しておくと、伝えたいことが事前に整理ができますので、おすすめです。

 

苦労したこと。

 

具体的には何を書けばよいかということですが、職務経歴書においては、技術者であれば、「技術面で苦労したところ」として、経験した各プロジェクトの内容を記載した後、そのプロジェクトで技術面で苦労したところ、として記載するのがよいかと思います。

 

そもそも、これほどの経歴を積んできて、なぜ転職をしようとしているのか

 

ここもほとんどの方が記載していない項目です。

 

意外かもしれませんが、すばらしい経歴を持った方の職務経歴書を読んだ後、

 

「この人はこんなに素晴らしい経験を積み上げているのに、なんで転職したいんだろうね?」

「人間関係とかで問題を抱えているのかな?」

「現職に強い不満があるのかな?」

 

という意見が本当によく出ます。

 

どちらかというと、応募者の転職についてネガティブなイメージを勝手に持ってしまうというわけです。

 

おかしな話ですが、まぎれもない事実です。

 

転職理由、退職理由については、

 

 現職の処遇(給与)に不満がある。

 上司・同僚との人間関係に問題があるので、環境を変えたい

 

といった理由は、面接官においては否定的な受け止めになります。

 

こういったことを防ぐためにも、なぜ、転職をしたいのか、という理由を記載するのがおすすめです。

 

転職理由については、職務経歴書では、「転職理由」とストレートに記載するのではなく、「今後のキャリアイメージ」という形で、応募先企業で任せてもらえる仕事をイメージしながら、記載するのがよいかと思います。

 

大企業および系列子会社における書類選考の実態

大企業および系列子会社における書類選考の実態

 

さて、この部分は少し裏話的なものになります。

 

主に大企業か、それらの系列子会社への転職を目指している人の、職務経歴書の記載内容が十分ではなかった時、どのようなことが起こるか見ていきましょう。

 

結論から言いますと、大企業文化における中途採用では、経験、能力が未知数の場合は、書類選考を通さない傾向が強いのが現実です。

 

なかなか人が採用できない、企業から見ると競争の激しい職種の場合は、「職務経歴書だけではよくわからないけど、面接にお呼びして話を聞いてみよう。」ということにもなりますが、どちらかというと、「今回の方はよくわからないから見送りにしよう。」というケースの方が多いのが私の肌感覚です。

 

「よくわからないから、見送りにしよう。」とは、典型的な大企業文化、わるく言ってしまうと、大企業病です。

 

職務経歴書では詳しいことはわからないので、面接のお呼びしたら面接官の期待を全く満たさない人だった。

 

こうなると、人事担当者は、上司や役員から、「なぜ、あんな人を面接に呼んだのか?もっとしっかり書類段階で見極めをしてほしい。我々も忙しいんだから。」というふうになってしまうわけです。

 

つまり、このような場合、人事担当者は自分の評価を下げられてしまうのです。

 

評価を下げられるのを恐れ、人事担当者は、よくわからない方には慎重になりすぎ、書類選考を見送りにしてしまいます。

 

もちろん、逆の場合もあるわけで、職務経歴書だけではよくわかなかったけど、面接にお呼びしたら、すごく優秀な方だとわかり、面接は一発合格になった、というケースもあります。

 

このような場合は、応募者からすると、大きな機会損失になりますので、大企業や系列子会社への転職を目指すのでしたら、職務経歴書はしっかりした濃い内容のものを時間をかけて作成する方が、得になります。

 

まとめ:人事担当者解説する職務経歴書の書き方

 

この記事では、人事担当の目に留まる、書類選考に合格するための職務経歴書の書き方についての予備知識について、解説いたしました。

 

本日のまとめです。

 

書類選考に通る職務経歴書を作成するための知識

あなた自身が転職に何を求めているのかを整理する

人事担当は職務経歴書のどの部分をチェックしているのかを知る

人事担当が職務経歴書に期待していることは何かを知る

大企業文化では、「よくわからない方」は書類選考を通さないので、職務経歴書は詳しく書く

 

次回は、職務経歴書を作成するにあたり、より具体的な書き方について述べたいと思います。

 

本日は以上です。

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