面接対策

転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方【人事担当が解説】

2020年5月5日

 

悩んでいる人
転職活動を始めたけど、応募先企業の志望動機がうまく書けない。。
面接に合格するための志望動機を検討するための考え方、ポイントを教えてほしい。

 

こんなお悩みを解決いたします!
Hiro

 

本記事の内容

  • 面接で説明する志望動機をどのように考えていくか
  • 面接に合格できる志望動機の具体例と解説

 

 本記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、大企業子会社の人事部採用担当歴5年ほど。
  • 日々、中途採用応募者の職務経歴書に目を通し、書類選考を行っています。
  • また、技術者としても2回の転職を経験していますので、転職を志す技術者の気持ちがよくわかります。

 

今回は「転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方」について、現役の採用担当が解説いたします。

 

転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方

転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方

 

面接で説明する志望動機をどのように考えていくか

 

面接官は応募者の志望動機で何を評価する?

 

転職の面接を受けると、必ず聞かれるのが、応募先企業の志望動機です。

 

「数ある会社の中で、なぜ、当社を志望されるのですか?」といった具合です。

 

そもそも面接官は、応募者の志望動機説明で何を評価したいのでしょうか?

 

面接に合格できる志望動機を完成させるには、面接官の心理をおさえることが、一番の早道です。

 

また現在は、転職エージェントのサイトには、業界・業種別の志望動機サンプルが多数掲載されていますが、これらのサンプルをベースに、自分の志望動機をつくり上げるときも、面接官の心理をおさえていることがポイントとなります。

 

面接官が志望動機で何を評価するのかを知らずに志望動機の検討を行っても、的外れなものが出来上がってしまい、面接に合格する可能性を自ら低くしてしまうことになります。

 

面接官が志望動機においてチェックする項目は以下のとおりです。

 

  • 当社へ転職覚悟・熱意
  • 応募者のたゆまぬ向上心

 

1つずつ見ていきましょう。

 

当社へ転職覚悟・熱意

 

当たり前ですが、転職をするということは、会社を辞めるということです。

 

ですので、面接官は、「この人はうちの会社に転職してもすぐに辞めることなく、長く働いてくれるだろうか?」ということを最も注意深くチェックします。

 

面接官
なぜ、転職先がうちの会社でなければならないのか?
どれくらいうちの会社に転職することを真面目に考えているのか?

 

このような面接官の疑問に答えるような志望動機を説明しなければなりません。
Hiro

 

応募者(あなた)の向上心

 

あなたにとって、転職成功は1つのゴールではありますが、面接官から見ると、転職することがゴールであっては困ります。

 

現状の実力発揮はもちろんのこと、入社後も自らのスキルを向上させ、会社に貢献しつづけてもらう社員になってもらうことを望んでいます。

 

面接官
この人は、うちの会社に入社後も実力を伸ばし、当社に貢献し続けてくれるだろうか?

 

志望動機の考え方・組み立て方

 

面接官があなたの志望動機説明で、何を評価、チェックしているのかをおさえた後は、具体的な志望動機の考え方、組み立て方に移ります。

 

熱意・覚悟を伝える

 

まずは応募先企業に転職する熱意・覚悟をどのように示すかです。

 

かなり数は減ってきましたが、熱意とか覚悟といいますと、「死ぬ気でがんばります!」とか、「御社の○○の取組に感動しました!」といったような精神論を述べる方がいらっしゃいますが、このような精神論は全くといっていいほど、評価されません。

 

その会社に転職したいという熱意と覚悟は、実際の行動で示さなければなりません。

 

行動とは何か。

 

この場合は、応募先の企業についての、「情報収集」という一点に尽きます。

 

入りたい会社が公開している、ありとあらゆる情報を調べる。まずはここからです。

 

情報収集を徹底的に行う理由は、以下のとおりです。

 

  • 応募する会社がどのような事業をやっているか、具体的にわかる
  • 応募する会社がどのような方針で事業を行っているかが見えてくる
  • 会社のトップ、部門のトップがどのような考え方を持っているかがわかる
  • 応募する会社の業界での立ち位置、実力がわかってくる

 

情報収集を徹底的にやることにより、以下のメリットが得られます。

 

  • 精神論ではなく、事実に基づいた志望動機形成が可能となる
  • 面接官からは、あなたの情報収集力を評価される
  • 何よりも、面接官から、あなたの入社に対する熱意と覚悟を伝えることができる

 

情報収集とは、具体的には、以下に示すようなものが挙げられます。

 

  • 企業サイト
  • 企業の採用サイト(特に社員のインタビュー)
  • 会社パンフレット・採用パンフレット
  • ニュースリリース(ネットニュースを含む)
  • Youtube等の動画サイト
  • 学会などで発表している技術、論文
  • 業界誌、業界のサイト
  • 業界での評判

などなど

 

情報収集は、大手大企業ですと無限に出てくると思いますが、このような場合は自分が入りたい部門、やりたい仕事に関連した情報に絞って、収集を行います。

 

向上心を持っていることを伝える

 

さて、応募する会社についての情報収集が終わりましたら、次は、いかにして面接官に、自分は向上心があり、貴社に入社後もスキルの向上に努め、貴社に貢献していくか、ということを伝えます。

 

ここで、直接的に、「私は向上心があり、貴社に入社後もスキルの向上に努め...」と説明してもあまり意味がありませんので、これまでに収集した情報をもとに、面接官には間接的に伝えることにします。

 

向上心を間接的にアピールする具体的な手順は以下のとおりです。

 

  1. 現状、あなたが持っているスキル、経験で、応募先企業にどのように貢献できるかをイメージする
  2. あなたが応募先企業に入社後、数年先、5年先に、どのような社員になりたいかをイメージする
  3. あなたが応募先企業に入社した後のイメージは、現職で実現可能かを考える

 

ちなみに、応募先企業へ入社後のイメージは、あなたが調べた範囲では詳細にはイメージできない可能性が高いと思いますが、ここは想像を働かせてください。

 

極論、想像のイメージは正しくなくてもよいのです。

 

こうして、転職先へ入社後のイメージを持つ、つまりは将来のキャリアプランをしっかり考えているということは、面接官から見ると、「この人は、うちに入りたいという熱意と、将来に向けての向上心をしっかり持っているな。」と評価されます。

 

① 現状、あなたが持っているスキル、経験で、応募先企業にどのように貢献できるかをイメージする

あなたが今できること、貢献できることは、応募先企業が募集している内容と合致しているかについても、チェックします。

 

② あなたが応募先企業に入社後、数年先、5年先に、どのような社員になりたいかをイメージする

 

あなたの将来イメージは、応募先企業の事業展開、方針に沿ったものとなっているでしょうか?

 

逆の言い方をしますと、応募先企業が手を出さないとしている領域で、あなたのキャリアプランを作っていませんか?

 

③ あなたが応募先企業に入社した後のイメージは、現職で実現可能を考える

 

ポイントは、あなたの目指している姿が、現職では実現できないものとなっていることです。

 

現職でも実現できるものであれば、面接官における、志望動機の納得度が低下します。

 

つまり、何かほかに、面接の場で言えない転職理由があるのでは?と勘繰られてしまいます。

 

面接に合格できる志望動機の具体例

志望動機具体例

 

それでは、これまでに解説してきた項目をベースに、ある技術者が格上の会社に面接を受ける際の、志望動機の例を示します。

 

これはあくまで1つの例であり、業界・業種により、内容の細かい部分は大きく変わってきますが、これまでに解析したポイントをいかにして織り込むか、雰囲気、イメージをつかんでいただけましたら幸いです。

 

私が御社を志望する理由は、自分自身の○○分野における技術力を伸ばすためです。

御社の技術力は、○○株式会社、○○株式会社など、日本トップクラスの企業をクライアントに持ち、○○技術分野の最先端部分を任されていると推測しています。
また、業界誌における記事掲載、○○学会などにおける発表論文数も○○業界においてはトップクラスです。

何年か前に、私は御社の○○様の技術論文を読み、○○分野の技術に興味を持ち始めました。

その後、○○分野の技術を身に付け、仕事の幅を広げたいという思いは強くなっていきましたが、現職では○○分野の技術に関するノウハウは皆無であり、この分野に専念できる環境もありません。

よって今回、転職することを決意し、御社の門を叩かせていただいたしだいです。

今現在の私は、これまでに現職の□□株式会社で培った▲▲分野の技術でしっかり御社に貢献させていただき、5年後には、御社の○○様のような、○○に関する技術力と、御社の目指す姿である○○○を実現できるよう、御社に貢献できればと考えております。

 

志望動機具体例の解説

ここからは、上で示した志望動機の例について、解説していきます。

 

冒頭部分では、志望動機を端的に述べています。志望動機の説明に限らず、面接においては、結論・主張を冒頭ではっきり述べ、その後に理由・補足説明を述べる、という受け答えが非常に重要となります。

 

今回の冒頭の転職理由からは、応募者の向上心の高さが伺えます。

 

つづく「御社の技術力は ~ ○○分野の技術に興味をもちはじめました。」までは、応募者の熱意を情報収集という形で示したものです。

 

断片的な情報を集め、想像が入ることはやむを得ませんが、面接官から、「よくそこまで調べましたね。」というコメントが出ればしめたものです。

 

「今現在の私は ~ 御社に貢献できればと考えております。」の部分では、今の自分のスキルでも御社に貢献できること、更には、今後、自身が目指すキャリアプランを説明し、入社後のスキルを磨き、会社への貢献度合いを高めていけることを伺わせます。

 

自身の今後のキャリアプランにおいても、会社の方針や、実在する人物の実績に基づいた、絵に描いた餅ではない、ある程度の事実に基づいたキャリアプランであることもうかがい知ることができます。

 

なお、この例は、企業の人事担当者(採用担当者)から見て、理想的な志望動機の書き方例ですが、面接で失敗する可能性が高い失敗事例については、こちらの記事も参照ください。

>>中途採用面接での志望動機説明のNG例

 

志望動機は説明が終われば、それで終わり、ではない

 

首尾よく志望動機の説明が終わっても、それですべてよし、というわけではありません。

面接はここからが始まりです。

 

その後は間髪入れず、面接官より、志望動機からさらに掘り下げた質問が飛んできます。

 

しかしあわてることはありません。

 

あなたは応募企業について、あらゆる情報について調べまくっているのですから、自信を持ちましょう!

 

志望動機として表現した部分は、ほんの一部ですが、その背景には、膨大な情報が隠れているのです。

 

そう。入念な情報収集をしたあなたは、面接官からどんな球が投げられても、そのほとんどを打ち返すことができるはずです。

 

これが、転職エージェントのサイトに掲載されている志望動機サンプルを、自分に当てはまるよう、表面上だけアレンジした場合だとどうでしょうか?

 

応募企業に関する情報収集というバックグラウンドがないわけですから、あなたはおそらく、志望動機から掘り下げられた質問には、明快に答えることはできないでしょう。

 

応募企業に関する情報収集を徹底的にやる本当の目的は、実はここにあるのです。

 

このように、志望動機をまとめるために行った、応募企業に関する徹底したい情報収集は、志望動機をまとめることのみにとどまりません。

自分は何がやりたいのかなどの自己分析や、もう1つの難関である退職理由説明や、面接官からの質問への回答などをスムーズに進めることができます。

 

応募先企業に関して公開されている情報が少ないときはどうすればいい?

 

悩んでいる人
情報収集の大切さはよくわかりましたが、公開されている応募先企業の情報が少ないときは、どうすればよいですか?

 

そんな時は、転職エージェントのキャリアアドバイザーをフル活用しましょう。
Hiro

 

現代はネットという調査ツールが発達しているとはいえ、自社に関する情報をあまり公開していない企業も少なくありません。

そのようなときは、転職エージェントのキャリアアドバイザーをフル活用しましょう。

 

キャリアアドバイザーに、志望動機を形成するための情報が足りないことを伝え、あとはこういう情報があれば、志望動機を綺麗にまとめられる、ということをリクエストしてみましょう。

 

おそらくキャリアアドバイザーはあなたのリクエストに即答はできないと思いますので、あなたからの質問は、転職エージェントの担当営業を通じて、企業の人事担当者に投げかけられます。

 

こういった質問への対応は、それ相応に時間を使いますので、人事担当がどれだけ早く、しっかり対応してくれるかは、転職エージェントと企業の人事担当との人間関係によって決まってきます。

 

このような事情から、転職活動をするのであれば、転職エージェントには必ず登録しておきましょう。

 

また、肝となる企業の人事担当からの情報提供は、転職エージェントの営業担当と、企業の人事担当の関係性によるところが大きいので、転職エージェントは複数登録しておくことも、おすすめいたします。

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まとめ:転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方

 

本日は面接に合格するための志望動機のまとめ方、考え方について、解説いたしました。

 

以下、本日のまとめです。

 

  • 面接官は、志望動機により、あなたの熱意・覚悟、向上心を評価している
  • 熱意・覚悟は応募企業についてのあらゆる情報を調べ上げることで、表現する
  • 向上心は、あなたのこれからのキャリアプランの説明を交え、表現する
  • 徹底した情報収集は志望動機のみならず、退職理由説明、面接官からの質問対応などあらゆるシーンで威力を発揮する
  • 応募企業に関する情報が足りない場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーをフル活用する

 

今回は以上です!

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