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「残業したくないから転職する」は正しい選択か?【人事担当が解説】

2020年6月12日

 

悩んでいる人
残業を一切しない働き方を望んでいますが、今の職場環境、雰囲気では絶対に無理。。そもそも残業をしたくない、という考え方が間違っているのでしょうか?あと、残業ゼロの会社へ転職を成功させるための方法が知りたい。

 

こんなお悩みを解決します。
Hiro

 

 本記事の内容

  • 「残業したくないから転職する」は正しい選択か?
  • 「残業したくない」を叶えるための転職活動

 

この記事を読んでいただくと、残業したくない、という考え方が何らおかしいことはないということと、残業ゼロの会社へ転職するための方法を知ることができます。

 

 本記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、大企業子会社での採用担当歴5年ほど。
  • 中途採用の現場で、書類選考、面接を実施しており、応募者の中には、特定派遣のエンジニアも数多く含まれています。
  • ここ数年は、残業することが普通の会社であるにも関わらず、自らは残業は月、数時間程度を実行しています。

 

それでは前置きはこれくらいにして、解説をはじめていきたいと思います。

 

「残業したくないから転職する」は正しい選択か?

「残業したくないから転職する」は正しい選択か?

 

まず、結論を端的に述べますが、「私は残業はしたくない」という考え方、価値観は、現代では何らおかしな点はありません。

 

働く人の価値観、つまり何を大切にするのかについては、人それぞれであり、仕事は限られた時間におさえ、残りの時間は自分の好きなことに使う、というスタイルは世界標準では極めて普通の価値観です。

 

これに対し、日本では、戦後に労働基準法というものが施行され、1週間の労働時間の上限は40時間までと定められました。

 

1週間の労働時間を40時間を上限とするということは、1日の標準労働時間を8時間とすると、労働基準法では基本的に残業というものは認められていないことになります。

 

ところが、例外的措置として、会社側と労働組合側で協定を結べば、会社側は従業員に残業を命じることができるという、抜け道が作られているのです。

 

残業するのが当たり前となった日本企業

 

戦後、日本は行動経済成長期に入り、企業が物を作れば、市場でいくらでも売れる時代となりました。

 

作れば作るだけ儲けが出るので、日本の会社では残業するのが当たり前となり、それに伴って、従業員の給料も、経済成長とともに、今では考えられないペースで上がっていきました。

 

家庭においては、働き手のお父さんが稼ぐ残業代は、家計にどっぷり組み込まれ、残業代ありきの生活設計を組んでいくようになります。

 

さらに、学校教育では、今も続いていますが、「みんなと同じことが良いこと」という思想が幼いころから擦り込まれ、裏を返せば、「みんなと違うことが悪いこと」という観念が刻まれていきます。

 

学校教育の狙いは、均一な考え方、行動を取る人をつくり上げ、戦後日本の復興と高度成長を支えるモノづくりの現場(工場)へ、働き手を送り込むことなのです。

 

従業員が均一的な考え方、価値観をもっていれば、工場の現場は統制が取れ、安定した品質の製品を大量に作ることができます。

 

日本製の製品が優れているのは、こういった背景に支えられているのです。

 

また、毎日残業を命じられることについても、「みんなと同じことが良いこと」という固定観念のもとでは、疑問も感じることなく、日々、坦々と残業することが体に染みついてきたのが、典型的な日本企業です。

 

これまでの延長線上で残業をゼロにするのは無理

 

現在は政府が提唱する働き方改革のためか、残業を減らそうとする企業は以前に比べ、格段に増えてきました。

 

しかし、残業を減らすことができても、上で述べてきたような典型的な日本企業に、残業をゼロにすることは、はっきり言って無理です。

 

理由は、働き方改革の推進と口では言っていても、企業の上層部の価値観は、相変わらず、「残業の多い社員=優秀な社員」となっているからです。

 

事実、依然、高い評価をもらえる従業員は、残業を多くやっている人です。

 

このような企業で、残業をゼロにすることは、会社のトップ自らが、断固たる決意で先頭に立って革命的な大改革を断行する必要があります。

 

残念ながらそのようなことを実際に実行できる会社はほとんどなく、あなたが残業ゼロの働き方をしたいと希望するのであれば、転職するのが早道でしょう。

 

「残業したくない」を叶えるための転職活動

「残業したくない」を叶えるための転職活動

 

まずは転職エージェントに登録する

 

残業ゼロの働き方を実現するため、まず最初にやることは、転職エージェントへの登録です。

 

転職エージェントに登録したら、必ずキャリアアドバイザーとの面談も実施しましょう。

 

キャリアアドバイザーと面談し、まずはあなたの経験、能力、希望に合う会社をリストアップしてもらいましょう。

 

残業ゼロの会社を探す場合、転職エージェントではなく、リクナビNEXTなどの転職サイトに登録し、自分で探す方法もありますが、残業ゼロを求人票で謳う会社は少なく、更に、求人票の内容が本当かどうか、というのもチェックしなければなりません。

 

平たく言うと、求人票に「残業なし」と記載があっても、実際入社してみると、毎日残業するのが当たり前だった、つまり、「残業なし」はウソだった、という例がいくらでもあります。

 

よって、求人票に記載されている内容以上の、細かい情報を持っている転職エージェントのキャリアアドバイザーを活用した方が、より確実です。

 

 おすすめの転職エージェント

 

「残業なし」のウソの見抜き方

 

日本の企業で「残業ゼロ」、「残業なし」を謳う会社はまだまだ本当に少数派です。

 

残業ゼロの会社は、テレビなどのメディアでニュースになるくらいですから、こういった会社がいかに少数派であるかが想像できます。

 

これに対し、さきほど述べたように、「残業なし」を謳っておきながら、実際に入社してみたらウソだったという例は枚挙にいとまがありません。

 

転職口コミサイトを活用する

 

このような会社のウソを見抜くには、転職口コミサイトを活用しましょう。

 

例えば、口コミサイトで有名な転職会議室とういサイトがありますが、まずはこういったサイトに登録してみて、自分が今在籍している会社の口コミを見てみましょう。

 

私も今、自分が在籍している会社、以前在籍していた会社の口コミを見ましたが、赤裸々でありつつも、かなり精度の高いコメントが多かったです。

 

中にはボロカスな記載のレビューもありますが、こういった意見は信頼性という面では高い印象です。

 

火のない所に煙は立たぬと言いますので。

 

逆に、いいことばかり書いてあるコメントはサクラの可能性もありますので、信用度としては割り引いた方がよいでしょう。

>> 転職会議 に登録し、口コミを見てみる

 

職場を見学させてもらう

 

可能であれば、内定をもらった後に、職場を見学させてもらいましょう。

 

見学に行く時間帯は、例えば定時が17:30の会社であれば、16:30とか、17:00とか定時の少し前に行くのがよいでしょう。

 

本当に残業がゼロの会社であれば、定時が近づき、社員の退社が近づけば、雰囲気でわかります。

 

また、この記事を書いている時期は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、在宅勤務、テレワークを推進する会社が増えてきましたが、実際に会社に足を運べば、どれくらいテレワークが進んでいるかもわかります。

 

すでに内定をもらった後であれば、本当に残業がないのかなど、選考前や選考中だと聞きにくい質問も気兼ねなくできます。

 

面接官に納得してもらえる転職理由、志望動機を考える

 

さて、残業なしの会社が見つかったとしても、転職活動はこれからが本番です。

 

あなたにとっては、「残業なし」を実現することが最重要であっても、応募先企業にとっては、あなたが、採用するに値する人材でなければ内定を出すことはありません。

 

採用するに値する人材かどうかを見極めるのに重要となるのが、あなたの職務経歴と転職理由、志望動機です。

 

繰り返しになりますが、面接における転職理由と志望動機の説明は転職活動の中で最も重要な要素となります。

 

転職理由、志望動機の考え方、作り方について、この場で述べますと、とんでもなく記事が長くなってしまいますので、以下の記事にて、詳しく解説いたしますので、ぜひ、覗いてみてください。

 

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まとめ:残業したくない人は転職を考えよう

 

今回の記事では、「残業したくないから転職する」は正しい選択なのか?という疑問にお答えすると同時に、「残業したくない」を叶えるための転職活動について述べてきました。

以下、本日のまとめになります。

 

  • 「私は残業はしたくない」という考え方、価値観は、なんらおかしな点はありません。海外ではむしろこの考え方が常識。
  • 多くの日本企業は、長い間、残業するのが当たり前、という価値観に色濃く染まってきているので、残業を減らすことはできても、残業をゼロにすることは無理
  • 「残業したくない」を実現するためには、残業なしの会社に転職するのが早道
  • 「残業したくない」を実現するための転職を成功させるために、まずは転職エージェントに登録するのが早道。
  • 求人票に「残業なし」を謳っている会社でも、実際に入社したら、残業するのが当たり前だったというケースが少なくない。
  • 本当に残業がゼロなのかは、転職会議室などの口コミサイトを使って確認するか、職場見学や、内定後の面談を活用する。
  • 残業なしの会社が見つかったら、転職エージェントのキャリアアドバイザーを活用し、面接官が納得する転職理由、志望動機をつくり込み、面接に備える。

本日は以上です!

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