面接対策

中途採用面接における質問の受け答えのコツ【企業の採用担当が解説】

2020年5月10日

 

悩んでいる人
中途採用の面接でどのような質問が来るのかはわかったけど、質問への答え方で何か気をつけなければならないことってあるのだろうか?質問に対する受け答えのコツがあれば教えてほしい。

 

こんな悩みを解決いたします。
Hiro

 

今回のお悩みに対する答えを端的に言いますと、面接官からの質問には、シンプルに、簡潔に答える、ということです。

 

これがすべてになります。

 

 本記事の内容

  • 面接官が好む受け答え
  • 受け答えの良い例・悪い例

 

 本記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、大企業子会社の人事部採用担当歴5年ほど。
  • これまで実際の面接現場で、質問への受け答えの仕方がよろしくなく、面接に失敗してしまった人を多く見て来ています。
  • また、技術者として、2回の転職を経験していますので、転職を志す人の気持ちがよくわかります。

 

それでは前置きはこれくらいにして、面接での質問に対する受け答えのコツについて、解説してきます。

 

あなたが同じ失敗をしないよう、本日は面接現場のノウハウを公開いたします。

 

中途採用面接における質問の受け答えのコツ

中途採用面接における質問の受け答えのコツ【企業の採用担当が解説】

 

面接官が好む受け答えとは?

 

面接官が好む質問への受け答えって、どのような感じなのでしょうか。
以下にポイントを示します。

 

  • シンプルに、簡潔に、わかりやすく答える
  • 質問の答えは結論から述べ、その後に理由、補足を説明する
  • 質問のポイントに対する答えをしっかり説明する
  • 質問以外の余計なことは言わない

 

1つずつ解説してきましょう。

 

シンプルに、簡潔にわかりやすく答える

 

日本における企業文化では、多くの場合、あらゆる場面で、多くの情報量、複雑な情報よりも、「シンプルさ」が好まれます。

 

これは、情報処理には時間を要し、時間には限りがあるためです。

 

シンプルさが好まれる企業文化と対極的な位置にあるのが、「お役所文化」と「学会」だと思います。

 

お役所文化の代表例に、役所への申請ごとの複雑さがあります。

 

申請ごとを進めようと思っても、申請のポイントが皆目わからない、同じような書類を何枚も提出する、などなど、例を挙げたら切りがありません。

 

また、学会、大学の論文の書き方も、シンプルさ、簡潔さとは程遠い構造となっています。

 

理系学部の卒業論文や、学会発表は、「緒言」からはじまり、「既往の研究」と導入部分が長く、最後にようやく「結言」(結論)という構造になっています。

 

このような複雑かつ、冗長な考え方を引きづったまま、中途採用の面接に臨むと、受け答えの面で失敗します。

 

質問の答えは、結論から述べ、その後に理由、補足を説明する

 

面接官から質問が来た場合は、まず、結論から端的に説明し、その後に結論に至った理由、補足の説明をしていきます。

 

このような答え方が好まれる理由は単純で、応募者が言いたいこと、伝えたいことが、すっと、理解できるからです。

 

質問のポイントに対する答えをしっかり説明する

 

これは、面接官が何を知りたいのかを、素早く理解し、面接官が知りたいことを、冒頭で、シンプルに、簡潔に伝える、ということです。

 

「そんなの当たり前じゃないですか。」

 

という声が聞こえてきそうですが、この部分ができない方が非常に多いのが、まぎれもない事実なのです。

 

質問のポイント以外の余計なことは答えない

 

ここも、シンプルに、簡潔に、わかりやすく回答する、という大原則を守る上では、気をつけなければならないポイントです。

 

面接では限られた時間でなんとか自分をアピールしようとするあまり、面接官の質問に直接関係ないことまで、一生懸命説明しようとする方が、一定数います。

 

しかし、質問に直接関係ないことを説明することは、応募者の評価を下げてしまうことがほとんどです。

 

質問への受け答えの良い例・悪い例

 

さて、次はいよいよ、面接での質問の受け答えにおける、良い例、悪い例を紹介いたします。

これから例を2つ紹介しますが、「転職したい人」はいずれも、○○分野という技術分野に興味を持ち、その技術を伸ばすために、現職を退職しようと決断した、という共通点があります。

 

それでは、二人の受け答えの例を見てみましょう。

 

良い例

 

転職したい人
私がこのたび、現職を退職する決断した理由は、自分自身のキャリアプランを実現するため、○○分野の技術力を伸ばすためです。

当初私は、現職で、○○分野の技術力を伸ばすことを模索しました。
ところが、現職の環境では○○分野の技術的知見を持っている人はおらず、上司や部門長に相談しても、○○分野を新規に立ち上げる構想はないことがわかりました。

よって私は、○○分野の技術的知見を持った環境に身を置くため、このたび退職を決断したしだいです。

 

(この方は、すごくわかりやすい説明をしてくれるな。)
面接官

 

悪い例

 

転職したい人
私は大学卒業後、A社に入社し、以来、8年にわたり、▲▲分野の技術を担当してきました。
この分野では、学会発表3回、論文投稿も4回の実績があります。
この分野においては、会社からの評価も高いと自負しており、社長賞も1回、受賞いたしました。

○○分野の技術を知ったのは、2年前で、業界誌で御社のB様の投稿論文がきっかけでした。
私はそれ以来、○○分野の技術について調べ、この分野への興味、関心は日に日に高まってきました。

上司との雑談の中で、私が、○○分野の技術に興味を持っていることを伝え、現職でもこの仕事をやらせてもらえないかを相談してみましたが、それは自分の権限ではなんとも言えないと言われてしまいました。

それからしばらくして、現職の部門長と話しをする機会があったのですが、その場でも○○分野の技術に関する仕事をしてみたいということを伝えてみましたが、残念ながら当社では、この分野に新規参入する予定はないとのことでした。

それからしばらくの間、もやもやした気分が続いていましたが、ある日ふと、「転職」という選択肢が頭に浮かび、○○分野での求人を探したところ、御社の求人を目にしたため、応募させていただいたしだいです。

○○分野の技術に最初に興味を持ったのが、御社のB様という方の論文だったことを思い出し、これは何か御社との強いご縁も感じております。

 

(この方は、何を言いたいのかが、よくわからないな。。聞いているのが疲れる。。)
面接官

 

いかがでしたでしょうか。

 

この2例は、同じことを伝えようとしているのですが、「良い例」は、結論(自分の考え)を冒頭に簡潔に伝えています。

そのあとに、その結論に至った背景、理由を、同じく簡潔に説明しています。

 

これに対し、「悪い例」は、退職理由を聞かれているのに、冒頭は自分の経歴から説明が始まり、その後もダラダラと、必要のない説明も含め、時系列の説明がつづき、ようやく最後に退職理由らしき説明がチラッとでてきました。

 

このように、同じことを伝えようとしても、受け答えの仕方で、これほどまでにも、印象が違ってきます。

 

今回の例は、退職理由を題材にしたものですが、中途採用の面接では、どのような質問がなされ、何を評価するものなのかを以下の記事にまとめましたので、ご参考になりましたら、幸いです。

 

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また、大手転職エージェントのサイトには、転職の面接で聞かれる質問例がたくさん掲載されています。

 

こういった質問サンプルを参考にし、自分に当てはめたときの回答例を作成する際にも、今回説明いたしました、「受け答えのコツ」を忘れず織り込み、受け答えの練習をしましょう。

 

このほか、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、あなたが応募する企業の過去の面接で聞かれた質問例について、たくさん事例を持っていることもあります。

転職活動を行う際には、転職エージェントへの登録も忘れず行いましょう。

 

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まとめ:中途採用面接における質問の受け答えのコツ

 

本日は、中途採用面接での質問の受け答えのコツについて、例を交えながら解説しました。

以下、本日のまとめです。

 

面接における受け答えのコツ

シンプルに、簡潔に、わかりやすく答える

  • 質問の答えは、結論から述べ、その後に理由、補足を説明する
  • 質問のポイントに対する答えをしっかり説明する
  • 質問以外の余計なことは言わない

 

本日は以上です!

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