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派遣社員が正社員へ転職するときの転職理由の説明【採用担当が解説】

2020年5月27日

 

悩んでいる人
現在、派遣社員として働いているが、将来の安定性や給与アップのため、正社員へ転職したい。

派遣社員の場合、面接で聞かれる転職理由はどのように説明すればよいのか、教えてほしい。

 

こんなお悩みを解決します。
Hiro

 

 本記事の内容

 

  • 派遣社員が正社員へ転職するときの転職理由の説明【採用担当が解説】
  • 派遣社員が現在の自分の状況に合致した転職理由を考えるには?

 

この記事を読んでいただくと、派遣社員が正社員へ転職するとき、職務経歴書や、面接で、転職理由をどのように説明すればよいのかが、わかります。

 

また、自分の今の状況に合致した転職理由をどのように作成していけばよいのかを理解することができます。

 

 本記事の信頼性

 

  • この記事を書いている私は、大企業子会社での採用担当歴5年ほど。
  • 中途採用の現場で、書類選考、面接を実施しており、応募者の中には、特定派遣のエンジニアも数多く含まれています。
  • かつては技術現場のマネージャーをしており、自分の担当組織の中に、多くの派遣技術者を抱えていた経験があるので、派遣社員の実情、働き方を熟知しています。

 

それでは前置きはこれくらいにして、解説を進めていきます。

 

派遣社員が正社員へ転職するときの転職理由の説明

派遣社員が正社員へ転職するときの転職理由の説明【採用担当が解説】

 

そもそもなぜ、企業は中途採用の面接で転職理由を説明するのか?

 

中途採用の面接に行くと、必ず、今回転職する理由を聞かれます。

 

そもそも応募先の企業は、なぜ転職理由を質問するのでしょうか。

 

まずはここをしっかりおさえ、面接官側の心理を理解しましょう。

 

面接官の心理を理解しておかないと、せっかく作成したあなたの転職理由も、質問の意図をおさえていない、焦点のぼやけたものになってしまうからです。

 

面接官が転職理由を質問する理由は、以下の項目をチェックするためです。

 

  1. 人間関係や過度なストレスなど、現職で何か問題を抱えていないか
  2. 単純に今の仕事、状況がイヤだから転職したいという現実逃避になっていないか
  3. 応募している仕事に対して、熱意があるか

 

1つずつ解説していきます。

 

①人間関係や過度なストレスなど、現職で何か問題を抱えていないか

 

これは別の言い方をすると、「この人は、当社に入社後、何か問題を起こさないだろうか?」ということを確認します。

 

応募先の企業の規模が大きければ大きくなるほど、このポイントは重要になります。

 

企業はいったん社員を正社員として雇用すると、簡単に解雇ができません。

 

よって、企業側は中途採用の応募者に対し、入社後、問題を起こすリスクを慎重にチェックします。

 

②単純に今の仕事、状況がイヤだから転職したいという現実逃避になっていないか

 

このチェック項目は、「この人は、当社に入社し、長い期間、働いてくれるだろうか?」ということを確認します。

 

特に大企業系の会社は、まだまだ終身雇用的な価値観が根強く残っており、一度入社した会社は、長く勤めるもの、という考え方が支配的です。

 

特に、20代から30歳くらいまでは、中途入社した社員の人材育成は、相当の時間がかかると考えているため、入社後、数年で辞められてしまっては、育成、教育に投資した分が回収できなくなります。

 

③応募している仕事に対して、熱意があるか

 

このチェック項目は、「長い期間、働いてくれそうか?」という項目と大きく関わってきます。

 

長く勤めることと、仕事に熱意があるかということは、必ずしも強い相関があるとは限りません。

 

安定した環境で、世間水準並みの給料をもらえ、労働時間もしっかり管理され、休みも取れる。

 

これまで劣悪な環境で我慢を強いられてきた人にとっては、このような働き方はすごく魅力的に感じることでしょう。

 

しかし、応募先企業の面接官の心理としては、長く勤めてもらうだけではなく、仕事のスキルも向上し、長い期間、会社に貢献し続けてほしい、という応募者に対する要求があるわけです。

 

ここで、仕事のスキルを向上しつづけるには、そもそも仕事に対し熱意を持っていることが必須となります。

 

さほど好きでもない仕事、あまり熱意を持てない仕事に対し、努力してスキルを向上させていくというのは、難しいことです。

 

企業の採用担当が解説する転職理由説明のポイント

 

ここまで述べてきたことをまとめますと、現職が派遣社員の人が、中途採用の面接で説明する転職理由のポイントは、ほぼ1つに絞られてきます。

 

つまり、

 

派遣先で経験してきた仕事が好きであり、今後もより良い環境でこの仕事を続け、自身のスキルを向上させていきたい。

 

ということになります。

 

おそらく多くの派遣社員の方は、転職理由の本音は、別のところにあると思います。

 

それは、

 

  • 派遣という不安定な身分から脱出したい
  • 早々に頭打ちになる給与体系で働くことから脱出したい

 

というものが多いかと思いますが、こういった本音の部分は、転職理由説明では伏せておくのが無難です。

 

派遣からの転職理由 NG例

 

繰り返しになりますが、派遣社員の方が派遣会社ではない会社の正社員へ転職する際には、転職理由で、以下の項目を前面に出して説明するのは控えましょう。

 

  • 安定した環境で働きたい
  • 派遣会社では給与が早々に頭打ちになるので、給与アップを果たしたい

 

派遣社員の方がメーカーなどの正社員へ転職を希望しているということは、上記のような潜在的転職理由があることは、企業の採用担当、面接官は十分にわかっています。

 

重要なのは、プラスアルファの「仕事への熱意」です。

 

別の言葉で言い換えると、条件の良い会社で働きたいという「就社」優先の理由ではなく、「この仕事を究めていきたい」という「就職」優先の理由でなければなりません。

 

派遣社員が現在の自分の状況に合致した転職理由を考えるには?

派遣社員が現在の自分の状況に合致した転職理由を考えるには?

 

これまでに、派遣社員の方が転職の面接に臨む場合のポイント述べてきました。

 

ここでは、転職理由のポイントである、「仕事への熱意」を軸に据えつつ、具体的にどのような説明にすればよいのかについて、解説いたします。

 

転職理由説明を構成するパーツを考える

 

まずは、転職理由説明を構成するパーツについて、それぞれ、自分の考え、思いを整理することから始めます。

 

転職理由説明を構成するパーツは、以下のような感じでOKです。

 

  1. メイン部分(例:○○分野の技術力(専門性)を高めていきたい
  2. これまでにやってきたこと
  3. 自分が将来やりたいこと、なりたいイメージ
  4. 自分が将来やりたいこと、なりたいイメージが、現職では実現が難しい理由

 

整理したポイントを文章にする

 

上記だけではイメージがわかないと思いますので、1つずつ、簡単な例文を紹介していきます。

 

① メイン部分(例:○○分野の技術力(専門性)を高めていきたい

 

冒頭、転職理由の主旨を端的に述べます。

 

私が今回転職を決意した理由は、○○分野の技術を究め、世界で通用する技術者になるためです。

 

冒頭部分はこの程度の短いものでOKです。

 

転職理由を一言で述べてください、と言われたとき、この文言だけで、面接官に伝えたい最小限の内容とします。

 

② これまでにやってきたこと

 

冒頭の説明の後に、これまでの自分のやってきたことを簡単にまとめます。

 

私は入社以来、○○株式会社に常駐し、○○分野の技術開発に携わってきました。

この分野は現在、世界中のメーカーが開発に凌ぎを削っており、技術の進歩がとても速く、覚えることがたくさんあり、とても刺激的です。

 

 

③ 自分が将来やりたいこと、なりたいイメージ

 

このような恵まれた環境の中、常駐先の入社○年目の、○○を担当している方の仕事ぶりを見て、私も将来は、こんなエンジニアになりたいという思いが強くなってきました。

 

この部分は、漠然とした憧れのイメージではなく、近い将来、具体的にどのような仕事をやってみたいのかを説明する必要があります。

 

具体的な説明をすることによって、「この人は自分のキャリアの将来イメージをしっかり持っているな。」という、仕事に対する熱意が評価されます。

 

④ 自分が将来やりたいこと、なりたいイメージが、現職では実現が難しい理由

 

ところが、私の現在の立場(派遣)ですと、○○の担当のような、会社のコアとなる仕事は任せてもらえません。

私も、常駐先の正社員の先輩と積極的に絡み、技術を吸収してきましたが、現状やっているレベルの業務が、今の立場で任せてもらえる上限に近くなっているため、より高いレベルを目指したい気持ちが抑えきれず、今回転職を決意したしだいです。

 

通常、中途採用の面接では、自分がやりたいこと、将来なりたいイメージが、現職では実現できないことを説明すると、面接官からは、「社内の異動で実現しようとは思わなかったのですか?」という質問が来ます。

 

これは、やりたい仕事がやれないからといって、簡単に会社を辞めるような人かもしれない、という面接官の警戒感から来る質問です。

 

しかし、派遣社員の場合、任される仕事のレベルに上限があることは、面接官は皆、知っていますので、この点は深く突っ込まれることはないでしょう。

 

これらのパーツをまとめると、今回の例では、以下のような転職理由説明となります。

 

私が今回転職を決意した理由は、○○分野の技術を究め、世界で通用する技術者になるためです。

 

私は入社以来、○○株式会社に常駐し、○○分野の技術開発に携わってきました。

この分野は現在、世界中のメーカーが開発に凌ぎを削っており、技術の進歩がとても速く、覚えることがたくさんあり、とても刺激的です。

 

このような恵まれた環境の中、常駐先の入社○年目の、○○を担当している方の仕事ぶりを見て、私も将来は、こんなエンジニアになりたいという思いが強くなってきました。

 

ところが、私の現在の立場(派遣)ですと、○○の担当のような、会社のコアとなる仕事は任せてもらえません。

私も、常駐先の正社員の先輩と積極的に絡み、技術を吸収してきましたが、現状やっているレベルの業務が、今の立場で任せてもらえる上限に近くなっているため、より高いレベルを目指したい気持ちが抑えきれず、今回転職を決意したしだいです。

 

いかがでしょうか。

 

転職理由の軸は、あくまで自分自身の技術レベルの向上を目的としており、面接官から見て、この人は、向上心、探求心もある、期待できる候補者と写ります。

 

書き上げた転職理由を誰かに聞いてもらう

 

上記のテンプレートの沿って、あなたの状況に合わせた転職を理由を考えていただければ、ある程度のレベルのものは作成できると思います。

 

しかし、ここで重要なのは、あなたの状況に合わせた転職理由説明を作成した際、必ず誰か、自分意外の人に、転職理由を説明してみてください。

 

誰かに失敗の許されない、大切なことを伝えるときは、必ず自分意外の第三者にレビューをもらうのが鉄則です。

 

自分では良い転職理由に仕上がったと思っていても、第三者に聞いてもらうと、不自然な部分があったり、胡散臭く聞こえたり、なんらかの気づきがあるものです。

 

聞いてもらう人はキャリアアドバイザーが最適

 

自分で作成した転職理由説明を、誰か自分意外の人に聞いてもらい、レビューをもらうとしたら、それは、転職エージェントのキャリアアドバイザーが最適です

 

なんといっても、キャリアアドバイザーは転職のプロですし、あなたの経歴、性格、能力、希望を考慮した上で、いろいろなアドバイスをしてくれます。

 

また、忘れてはいけないのは、転職を理由をうまく説明できれば、それで面接が成功するかというと、そうではありません。

 

転職理由に加え、今回応募する会社への志望動機の説明も必要となりますし、面接官からは、転職理由、志望動機について、鋭い質問が次から次へと投げかけられます。

 

こういった、面接での質問対策は、自分一人で行うのは困難であるため、キャリアアドバイザーを活用すべきです。

 

転職エージェントは無料で利用することができますので、使わない手はありません。

 

私も過去2回、転職を経験しましたが、いずれも、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーに手厚くサポートしてもらいました。

 

 おすすめ転職エージェント

 

まとめ:派遣社員が正社員へ転職するときの転職理由の説明

 

本日は、現在、派遣社員として働いている人が、派遣会社ではない会社に正社員として転職する場合の、転職理由の説明のしかたについて、解説いたしました。

 

以下、本日のまとめです。

 

  • 派遣から正社員へ転職するときの転職理由は、これまでに自分が経験してきた仕事の技術力、専門性を向上させたい、という内容を軸とする。
  • 転職理由においては、安定した環境、給与をアップさせたいなどの内容には触れない方が無難。
  • 転職理由を構成するパーツは、①メイン(転職理由の主旨)② これまでにやってきたこと③自分が将来やりたいこと、成りたいイメージ④ 将来やりたいこと、成りたいイメージが現職では実現が難しい理由、の4つのパーツで構成される
  • 自分で書き上げた転職理由は、自分意外の第三者にレビューをしてもらう方が失敗が少なるなる。
  • 転職理由をレビューしてもらう人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーが最適

 

本日は以上です!

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