面接対策

技術者の転職 面接でよく聞かれる質問【元・技術者の人事が解説】

2020年5月7日

 

悩んでいる人
転職活動を始めたのですが、技術者の中途採用の面接ってどんなことを質問されるのでしょうか?
そもそも面接って何をチェック、評価されるのかも知りたい。。

 

Hiro
こんなお悩みを解決いたします!

 

 本記事の内容

  • そもそも技術者の中途採用面接でチェックされることは?
  • 技術者のスキル・技術力を確認するための質問は?

 

 本記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、大企業子会社の人事部採用担当歴5年ほどです。
  • 実際に技術者の中途採用面接を担当しています。
  • また、技術者としても2回の転職を経験していますので、転職を志す技術者の気持ちがよくわかります。

 

前置きはこれくらいにして、今回は「技術系の中途採用面接」について、現役の採用担当が解説いたします。

 

技術者の転職 面接でよく聞かれる質問

技術者の転職 面接でよく聞かれる質問【元・技術者の人事が解説】

 

中途採用の面接って何をチェックされる?

 

そもそも中途採用の面接は、面接官から何をチェック、評価されるのでしょうか。

 

ここをおさえずして、面接対策を行っても本質をとらえることができません。

 

本質をしっかりおさえる理由は、想定していなかった質問に対しても、柔軟に回答できるようにするためです。

 

まずは、中途採用の面接に臨む面接官の心理を知ることが、一番の早道です。

 

技術者の中途採用面接で面接官にチェック、評価されるのは概ね以下のとおりです。

 

  1. 応募企業に対するロイヤルティ
  2. 人間性
  3. 専門スキル・経験

ぱっと見、言われてみれば当たり前のことが多いな、と感じると思いますが、1つずつ見ていきましょう。

 

応募企業に対する熱意・ロイヤルティ

 

ロイヤルティとは、直訳すると、忠誠心ということになりますが、意味合い的には、応募先企業へ入りたいという「熱意」という解釈でOKです。

 

応募企業に対するロイヤルティは、更に3つに分解できると考えます。

 

  • 当社に入社したいと熱意があるか
  • 長く働いてくれそうか
  • 入社後も向上心を持ってレベルアップし、会社に貢献してくれそうか

 

これも1つずつ解説していきます。

 

当社に入社したいと熱意があるか

 

「熱意」とは、どのように示せばよいでしょうか。

 

もちろん、精神論をいくら並べても、面接官に対する説得力はほとんどありませんので、熱意は、「実際の行動」で示す必要があります。

 

「実際の行動」とは何か。

 

これは、応募先企業について、徹底的に調べ上げることに尽きます。

 

応募する企業の事業内容、事業方針、社長や部門のトップの考え方、将来ビジョン、業界における実力、位置づけ、そこで働いている社員がどのような仕事をしているのかなどを調べ上げます。

 

こうすることにより、あなたは応募先企業について正しく知ることができ、転職理由、志望動機についての質問に対しても、的を得た回答が可能となります。

 

応募先企業の調査については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事
転職の面接に合格できる志望動機の考え方・まとめ方【人事担当が解説】

転職面接で必ず質問される志望動機の考え方、書き方を知りたいですか?この記事では企業の人事担当の私が、面接に合格できる志望動機の考え方、まとめ方について解説いたします。応募する会社は決めたものの、志望動機の作成に悩んでいる人は必見です。

 

長く働いてくれそうか

 

この項目は特に大企業およびその系列子会社で重視されます。

 

大企業系の会社は、経験を持った中途入社者についても、入社後の教育をわりとしっかりやります。

 

教育をしっかりやる理由は、大企業には、独特の仕事の進め方、組織における価値観が存在するため、経験者といえども、大企業の文化に馴染む人材に教育していく必要があるからです。

 

代表的な例が、報告の仕方、報告資料の作成の仕方、社内の諸手続きのやり方などですね。

 

こういった背景から、経験を持った中途入社者とはいえ、会社の文化、やり方にぴったりフィットする人材に仕立て上げるのに、相応の期間の教育が必要となるわけです。

 

このように、人を一人採用し、育成するにあたっては、相応の時間がかかり、更には、転職エージェントに支払う手数料など、直接的、間接的にかなりのお金がかかります。

 

そのような状況で、採用した人が会社側から見て、十分な成果が出る前に、辞められてしまっては都合が悪いわけです。

 

入社後も向上心を持ってレベルアップし、会社に貢献してくれそうか

 

応募者にとって、希望する企業へ転職を果たすことは、1つのゴールだと思います。

 

しかし、企業側から見ると、転職、入社がゴールではありません。

 

会社としては、中途入社者には、入社後もしっかりと技術、専門性を磨き、スキルアップしてもらい、会社の事業への貢献度を高めていってもらいたい、と期待します。

 

これは、面接においては、応募者が「将来のキャリアプラン」というものをしっかり見据えているか?という点で評価します。

 

入社後のキャリアプランを持っているということは、入社後もしっかりレベルアップしていってくれるだろう、と期待できるわけです。

 

人間性

 

面接で評価される項目。2つめは、「人間性」です。

 

人間性については、私の経験上、下記の4項目に分解できます。

 

1.コミュニケーションスキル
2.心身ともに健康か?
3.組織の中での協調性
4.応募者から感じるオーラ、雰囲気など
5.休みの日の過ごし方

 

これも1つずつ見ていきましょう。

 

1.コミュニケーションスキル

 

これは、誰とでも仲良く、うまくやっていける、というスキルではありません。

 

企業が言うコミュニケーションスキルとは、相手の質問を正確に理解し、その答えを簡潔にわかりやすく説明する力、と言えます。

 

2.心身ともに健康か?

 

人を雇う際、健康であるかどうか、というのは企業にとって非常に重要になります。

 

日本企業の場合、ある程度以上の規模の会社になると、犯罪を犯したなどの極端な理由がないかぎり、従業員を解雇するのは、実質不可能となります。

 

特に最近は、精神疾患(いわゆる「メンタル」)を抱える従業員の割合が増加傾向にあります。

 

従業員にメンタル疾患が発生すると、発揮されるパフォーマンスは落ち、休職と復帰を繰り返すことになります。

 

このような状況になっても、会社側は、基本的に給料を支払いつづけなければなりません。

 

よって、メンタル疾患を起こす可能性については企業側は入念にチェックを行います。

 

3.組織の中での協調性

 

この項目は大企業およびその系列子会社において重視されます。

 

従業員のメンタル疾患と並び、会社側が警戒するのが、入社後に問題を起こさないか、ということです。

 

大企業に限らず、従業員には、組織のルールをしっかり守り、周囲の従業員と協調し、与えられた役割をしっかり全うしていくことが求められます。

 

この人は余人をもって代えがたい、ものすごいスキルを持っているので、遅刻、居眠りは当たり前、チームプレイも全くできないという面は大目に見よう。

ということは大企業文化の中では認められません。

 

4.応募者から感じるオーラ、雰囲気など、実際に会って「感じる」こと

 

ここは言語化しにくい部分ですが、面接で最も重要な部分の1つです。

 

面接官も応募者もお互い人間ですから、会ってみるとわかることが多くあります。

 

実際、過去の面接においても、応募者の志望動機、質問の受け答えなど、合格レベルでしたが、「なんかうまく言えないけど、あの人の言っていることは心底信じることができないなあ~。」という意見で一致し、採用を見送ったことも稀にあります。

 

あくまで推測にすぎませんが、人間とは不思議なもので、相手が嘘をついている、何か隠しごとをしていると、敏感にわかるものです。

 

もちろん、この部分は面接対策云々の話ではありませんので、誠実な心持ちで面接に臨むしかありません。

 

5.休みの日の過ごし方

 

これはどの会社の面接でも出てくる、鉄板の質問です。

 

この質問には、自分の趣味や、スポーツなどをやってます、と答えることが多いかと思います。

 

面接官としては、応募者が、適度にストレスを解消する趣味など、息抜きをうまくやっているのかどうかを確認するためのものです。

 

また、趣味や休みの日の活動が、健全なものであるかどうかの確認を行う意味合いもあります。

 

専門スキル・経験

 

面接で評価される項目。3つめは、スキル・経験です。

 

特に技術者の面接においては、面接官は、あらゆる質問を駆使し、応募者の「地頭の良さ」を測ろうとします。

 

「地頭の良さ」とは何でしょうか。

 

これは一言で言うと、柔軟な思考力、論理的な思考力を持っているか、ということです。

 

頭がいい = 学力優秀 と思う方も多いかと思いますが、基礎学力については、SPI試験などの適性検査で測ります。

 

ここで言う頭の良さとは、以下のように整理することができます。

 

  • 面接官から次々と投げかけられる質問に対し、簡潔にわかりやすく答えることができるか
  • 複数の質問に対し、答えに一貫性があり、論理矛盾を起こしていないか
  • 突拍子もない質問に対しても、その場で論理を積み上げ、答えることができるか

 

この部分については、ある程度の慣れもありますが、実際にはなかなか対策することができません。

 

よって、応募先企業の面接の雰囲気、質問内容など、できれば事前に調べたいところです。

 

次に、肝心な応募者の専門的なスキル、技術力についてですが、これについては、次の項で詳しく解説いたします。

 

技術者のスキル・技術力を確認するための質問

技術者のスキル・技術力を確認するための質問

 

専門的なスキルと経験は、その道に精通した面接官が応募者に専門的な質問をすれば、一番はっきりわかる面接でのチェック項目ですが、面接官はどのような質問で、応募者の専門能力を探ろうとするのでしょうか。

 

以下は、面接官から投げかけられる質問の代表例です。

 

応募者は事前に、以下の面接に対する答えを整理しておくことを、強くおすすめいたします。

 

  • これまでに担当したプロジェクトの数
  • 上記プロジェクトのそれぞれの目的・ゴール、プロジェクト規模(人数、期間)
  • 応募者自身はどのような立場で参画したか
  • 応募者自身の役割、ミッション
  • 技術的に苦労したことと、その苦労をどのように乗り越えたか
  • それぞれのプロジェクトを通じて、身に付けた技術(成長した点)

 

これらは経験が多い方ですと大変かと思いますが、ぜひ、面接の前に、これくらの粒度での自身の業務の棚卸しを行ってください。

 

事前に上の項目を整理しておくと、面接での質問にも余裕をもって、答えることができます。

 

また、上に示した項目については、職務経歴書に詳しく記載しておくことをおすすめいたします。

 

職務経歴書に上の項目を詳しく記載しておけば、面接での質問は経歴書の内容から更に掘り下げられた内容となることが多くなります。

 

これはある意味、面接を応募者のペースで進めることができるようになります。

 

私は人事部の採用担当として、多くの方の職務経歴書に目を通しますが、ほとんどの方の職務経歴書は内容が薄く、書類選考を通すべきか迷うことが多々あります。

 

職務経歴書の記載内容が薄いと、せっかく応募先企業の求めるスキルを有しているかもしれない方でも、書類選考を不合格にせざるを得ない場合が多いのです。

 

職務経歴書の書き方については、下記記事を参照ください。

関連記事
人事担当者解説する職務経歴書の書き方 その1

職務経歴書ってどこまで詳しく書けばよいのか、迷いませんか?この記事では、実際に応募者の職務経歴書を読んで、書類選考を行っている、企業の採用担当者が職務経歴書の書き方について解説しています。書類選考に通る職務経歴書の書き方を知りたい方は必見です。

 

これまで説明した内容は、技術者のスキルを測るための、ある意味、鉄板の質問です。

 

これらの質問に歯切れよく答えられないと、面接官は、あなたのスキル、特に実務能力について、疑いの目を向けることになります。

 

このほかに、よくあるのが、現在、応募先企業で抱える技術的課題、あるいは難易度が比較的高いとされる課題に対し、「あなただったらどのように対処しますか?」という類の質問です。

 

これについては、事前に対策を行うのは不可能ですので、応募者自身の渾身の力で対応するしかありません。

 

こういった、想定できない質問に対しても、事前にあなたの職務経歴を細かく棚卸しをしておけば、より良い回答が出てくる可能性も高くなります。

 

以上、中途採用の面接では何を評価、チェックされるのか、ということについて解説してきました。

 

また、面接の様子、質問内容は、当然のことながら、応募する企業により特色があります。

 

こういった情報を事前に収集するためには、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーから面接に関する情報を収集することを強くおすすめいたします。

 

キャリアアドバイザーは、膨大な数の転職希望者と面談を行っていますので、あなたがこれから応募しようとしている企業の面接について、情報を持っている可能性がありますので、使わない手はありません。

関連記事
転職エージェント おすすめの選び方【人事担当が特徴を解説します】

転職エージェントのおすすめの選び方を知りたいですか?この記事では膨大な数の転職エージェントからどのエージェントを選べばよいのかを、大企業やその系列子会社への転職を目指す人に向けて企業の人事担当が解説します。転職エージェント選びに迷っている方は必見です。

 

まとめ:技術者の転職 面接でよく聞かれる質問

 

この記事では、技術者の中途採用面接では、面接官からどのような質問が来るのか、そもそも中途採用の面接って何をチェック、評価するのかについて、解説いたしました。

 

以下、本日のまとめです。

 

技術者の面接でチェックされること

  • 応募先企業に対する熱意
  • 人間性
  • スキル・経験

 

専門スキル・技術力を確認するための質問例

  • これまでに担当したプロジェクトの数
  • 上記プロジェクトのそれぞれの目的・ゴール、プロジェクト規模(人数、期間)
  • 応募者自身はどのような立場で参画したか
  • 応募者自身の役割、ミッション
  • 技術的に苦労したことと、その苦労をどのように乗り越えたか
  • それぞれのプロジェクトを通じて、身に付けた技術(成長した点)

 

本日は以上です!

-面接対策
-, , , ,

Copyright© Hiro27のブログ , 2020 All Rights Reserved.