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転職エージェントでの面談で本音の言いすぎはNG【採用担当が解説】

2020年6月4日

転職エージェントでの面談で本音の言いすぎはNG【採用担当が解説】

 

悩んでいる人
今度はじめて転職エージェントに面談に行くことになったけど、キャリアアドバイザーとの面談って、どの程度、本音で話したらよいのかが、わからない。。言っていい本音、言ってはいけない本音などあれば教えてほしい。。

 

こんなお悩みを解決します。
Hiro

 

 本記事の内容

  • 転職エージェントでの面談で本音の言いすぎはNG
  • 転職エージェントのビジネスモデルと裏事情
  • 転職エージェントとの面談で言ってはいけない本音

 

この記事を読んでいただくと、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談における注意点を理解することができます。

 

また、転職エージェントのビジネスモデルと裏事情を理解することにより、転職エージェントの上手な活用方法を理解することができます。

 

 本記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、大企業子会社での採用担当歴5年ほど
  • 企業の採用担当として、中途採用の書類選考、面接を実施しています
  • 転職エージェントとは日々、情報交換をしています
  • 自分自身も転職エージェントを使い、2回、転職を経験しています

 

転職を決意し、まず最初にやることは、転職エージェントへの登録です。

 

今回の記事では、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談において、どの程度、本音を伝えてよいのか、という点について、解説していきます。

 

転職エージェントでの面談で本音の言いすぎはNG

転職エージェントでの面談で本音の言いすぎはNG

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、あなたの転職に関わるすべてをサポートしてくれます。

 

転職に関わるすべてのこと、というのは以下のような内容です。

 

  1. あなたのこれまでの職歴、保有スキルの把握
  2. あなたの転職理由の把握
  3. あなたの性格、強み、弱みの把握
  4. あなたが転職後、どのような仕事をしたいのかを把握する
  5. あなたが転職先企業に何を求めているかの把握
  6. あなたの現状の実力、職歴、希望を加味した応募先候補の紹介
  7. 応募先企業の志望動機作成などにおいて、足りない情報の収集
  8. 応募先候補企業へのあなたの質問、疑問対応
  9. 履歴書、職務経歴書の作成サポート
  10. 模擬面接など、面接対策
  11. 応募先企業との面接日の調整など
  12. 内定後の給与、処遇の詳細確認、あなたの質問、疑問対応
  13. 退職交渉の進め方についてのアドバイス

などなど

 

ざっと書き出しただけでも、無料でこれだけの内容をサポートしてくれますので、転職活動を行うにあたっては、もはやキャリアアドバイザーを利用しない手はありません。

 

さて、キャリアアドバイザーとの初期の面談では、上に示した主に①から⑤について、キャリアアドバイザーからの質問に答える形式となります。

 

これらの項目は、実際に応募した企業での面接で質問される項目とほぼ同じです。

 

本番の面接では、こういった内容に本音で答えることは、かなり慎重にならなければなりませんが、キャリアアドバイザーとの面談では、ある程度、本音の部分を話さないと、あなたの希望にかなった応募先企業を紹介してもらうことができません。

 

ただ、考えなければならないのは、本音の部分を言いすぎると、あなたの転職に不利に働くこともあります。

 

理由を以下に述べます。

 

転職エージェントのビジネスモデル

 

転職エージェントは、あなたの転職が成功し、入社予定日に、あなたの出社が確認されると、入社した企業から転職エージェントに「手数料」が支払われます。

 

この手数料が転職エージェントの収益の大部分を占めています。

 

手数料は、転職先での基本給にボーナス(賞与)を加えた年収の30%から35%が現在の相場です。

 

仮に、あなたの転職先での年収が450万円だったとしたら、企業が転職エージェントに支払う手数料は、150万円程度となるわけです。

 

これが、転職エージェントの基本的なビジネスモデルです。

 

キャリアアドバイザーが求めているもの

 

キャリアアドバイザーも、自分が担当した転職希望者が、数多く転職に成功すれば、それだけ会社の収益に貢献することになりますので、成績が上がってきます。

 

逆に、希望通りの転職が難しそうな人を多く担当してしまうと、キャリアアドバイザー自身の成績も上がりにくくなります。

 

キャリアアドバイザーが求めるものは、とにかく、自分が担当した転職希望者の転職成功率を高くすることなのです。

 

転職成功率を高くするには、あなたの希望に添わない会社、つまり、転職が成功する可能性が高そうな企業を紹介してくるケースもよくあることです。

 

ここが、あなたの転職に不利に働く可能性があります。

 

だからと言って、転職エージェントは利用しない方がよい、というわけではなく、むしろ転職エージェントは、転職をする際には、積極的に活用すべきです。

 

理由は、自分自身の成績を上げるためとはいえ、キャリアアドバイザーがサポートしてくれる膨大な内容は、自力で行うのはほぼ、不可能だからです。

 

こういった転職エージェントの裏事情も理解しつつ、上手に転職エージェントを活用しましょう。

 

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転職エージェントとの面談で言ってはいけない本音

転職エージェントとの面談で言ってはいけない本音

 

ネガティブな退職理由・転職理由

 

いくら、キャリアアドバイザーとの面談は、ある程度、本音で話しましょうとは言っても、転職活動で肝となる、転職理由、退職理由において、ネガティブな理由を前面に出すのは避けましょう。

 

理由は、ネガティブな転職理由、退職理由が前面に出てしまう人は、キャリアアドバイザーに「この人は転職が難しい人」というレッテルを貼られてしまいます。

 

キャリアアドバイザーは自身の成績のため、「転職成功率」を上げたい、というのが本音ですので、「転職が難しい人」には、少しでも転職しやすそうな企業を紹介することになります。

 

また、下手をすると、キャリアアドバイザーがあなたの転職のためにかける時間を削ってくる可能性もあります。

 

大手転職エージェントのキャリアアドバイザーは、膨大な人数の転職希望者を担当しているので、当然、転職が成功しそうな人を最優先に対応します。

 

ネガティブな退職理由・転職理由の代表例

 

具体的に、ネガティブな退職理由・転職理由の代表例は、以下のとおりです。

 

  • 給料が安い
  • 残業が多い
  • 休みが取れない
  • 人間関係に悩んでいる
  • ストレス過多で体調を崩している

 

などです。

 

これら1つ1つの状況は、個々人にとっては、きわめて重要な問題であることは、もちろん理解できます。

 

ただ、採用する側の企業の立場になると、どんな会社でも多かれ少なかれ、上に示したような問題があるのは紛れもない事実です。

 

転職理由として、建前上、大切なのは、やはり応募する仕事に対する熱意と向上心です。

 

採用する企業側の立場としては、入社後、仕事に熱心に取り組んでいただき、スキルアップを続け、会社に貢献し続けてほしいと願うからです。

 

よって、給料が安い、残業が多いなどのネガティブな理由は、メインの転職理由にはなりえず、あくまで副次的な位置づけの理由となります。

 

このような背景により、キャリアアドバイザーとの面談においても、こういったネガティブな転職理由・退職理由は、積極的に述べるべきではありません。

 

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転職理由の本音に関係した悲しい事例

 

ネガティブな転職理由に関連しますが、つい先日、悲しい事例を目にしました。

 

ある大手の転職エージェントから紹介された方の応募資料に目を通していたときのことです。

 

転職エージェントから紹介される方の応募資料は、通常、転職エージェントのフォーマットで書かれたキャリアシート(履歴書相当)と職務経歴書で構成されていますが、エージェントによっては、カバーレター(表紙)として、「推薦書」が付いている場合も少なくありません。

 

推薦書は、主にキャリアアドバイザーが記載するものですが、これまでのご経歴や、面談の所感、転職理由などが記載されています。

 

今回の事例では、この推薦書の転職理由欄に、「慢性的な多残業が続いており、改善が進まない職場環境に疑問を持っているため」と記載されていました。

 

その方の学歴、職歴は素晴らしかったのですが、転職理由にこのようなことが書かれていると、書類選考を通すことができません。

 

このケースは、推薦状を記載したキャリアアドバイザーの明らかなミスですが、詳細を聞いてみると、今回担当したキャリアアドバイザーは、経験が浅かったとのことでした。

 

しかしおそらく、今回紹介された方は、キャリアアドバイザーとの面談においても、転職理由の説明で、ネガティブな理由が先行したのではないかと思います。

 

また、面談とは言っても、実際には転職希望者がなかなか時間が取れず、電話で15分程度、話をするだけ、というケースも少なくないそうです。

 

さすがに15分程度の電話だけでは、転職希望者の細かい状況、希望などを把握することはできず、能力の高いキャリアアドバイザーをもってしても、推薦書に、企業の採用担当者の目に留まる転職理由を記載するのは難しいと思います。

 

このように、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、大手とはいえ、経験、能力にかなりのバラつきがあります。

 

また、キャリアアドバイザーとあなたの相性も必ずしも合うとは限りませんので、転職活動をはじめた最初の頃は、面倒でも複数の転職エージェントに登録してみることをおすすめいたします。

 

 

 

まとめ:転職エージェントとの面談での本音

 

本日の記事では、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談における注意点について、解説いたしました。

 

以下、本日のまとめになります。

 

  • キャリアアドバイザーとの面談では、ある程度、本音で話をする必要があるが、ネガティブな転職理由・退職理由は積極的に述べない。
  • 転職理由は、建前上は、応募する仕事への熱意、スキルアップ、キャリアアップしたいなどの向上心が伝わる内容でないと、合格は難しい
  • 転職エージェントは、転職が成功した時に、企業から支払われる成功報酬(年収の30~35%程度)で、ビジネスが成り立っている。
  • キャリアアドバイザーは自身の成績向上のため、担当する転職希望者の転職成功率を上げたいと思っているので、より転職が成功しやすい企業を進めてくることもある。
  • キャリアアドバイザーの経験、能力は大手エージェントでもかなりのバラつきがある。
  • 転職希望者とキャリアアドバイザーの相性が、必ずしも合うとは限らないので、転職活動を始めたばかりの頃は、面倒でも複数のエージェントへ登録するのがおすすめ。
  • キャリアアドバイザーの面談時間は、しっかり確保する。電話だけではあなたの人となり、経歴、希望などが伝わりにくいため、できるだけ転職エージェントまで足を運び、面談の機会を設定する。
  • エージェントまで足を運ぶのが遠い場合は、Web面談も活用する。

 

本日は以上です!

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